日本の外食喜企業の中でも稀有な特徴なのですが、ファストフードとレストラン業態を両方持ち、なおかつ両方が主力業態だということです。飲料比率の高いディナーレストランと飲料比率の低いファストフード業態を両方成功している会社はほとんどありませんが当社は成功しています。

二つ目の特徴はベンチャー企業でありながら、組織の骨格が上場企業並みのレベルだということです。役員は、外食業の上場企業の役員経験者です。上場企業のオーソドック経営のベースを持ちながら、なおかつベンチャースピリットあふれるアグレッシブに新業態を次々やり続けているという稀有な会社です。

産地直送と市場仕入れの両立を実現しています。当店の魚介類はかなりの割合で、産地から直送されてきます。翌月時から直送といううたい文句のお店がありますが、当社では魚介類の主力商品は、築地すら通さないで、産地から直送してもらっています。

一見のイメージは温かい個人店のようでありながら、中身は徹底的にシステム化されているということです。つまり外から見ると個性的な個人店舗のようで暖かい雰囲気でありながら、バックヤードは極めて科学的にシステム化されたチェーンストア経営だということです。接客においては、門切り型のマニュアル接客ではなく、最低限のマニュアルを守ったうえで、業態特性を踏まえ、各人の個性を出してサービスしていくようにしています。

原価低減とともに高いレベルの味をキープして多店化するためには、調味料と主力商品の内製化＝自社のセントラルキッチン化が不可欠になります。当社では会社規模が小さい時期からセントラルキッチンを設立し、少ない人数の中から有能な人材をこの部門に振り向けてきました。その成果が今日同業他社との競争条件の中で当社の優位性となっています。